庭の桔梗が芽を出し始めました
秋の七草のひとつ、桔梗。
まだ春なのに、もう秋の準備を始めてるなんて…季節を先取りしすぎでは!?
それでも自然は、ちゃんと時計を持っているかのように、決まったタイミングで動いているんですね。不思議だし、ちょっと感動しちゃいます

「秋の野に 咲きたる花を 指折り かき数ふれば 七種の花」
(あきののに さきたるはなを およびおり かきかずふれば ななくさのはな)
「萩の花 尾花葛花 なでしこの花 女郎花 また藤袴 朝顔の花」
(はぎのはな おばなくずはな なでしこのはな おみなえし またふじばかま
あさがおのはな)
山上憶良が詠んだこの「朝顔の花」は、今でいう桔梗のことなんだそうです
「キキョウ」は中国語の音(呉音)「ケチキョウ」からきているんだとか。
そしてなんと、和名は「ありのひふき(蟻の火吹き)」!
蟻が桔梗の花に登って蟻酸を出すと、花びらにピンクの点ができる…
それを「蟻が火を吹いてる」ように見えたから、って説があるんだって。かわいいしロマンがある〜
輪郭がくっきりして、どこか凛とした美しさの桔梗。
昔の名前やイメージがこんなにユニークだったなんて、、、、、